もし10年前に戻れるなら…!(僕たちのリメイク1巻 書評・感想)
どうもこんにちは。なんとか3日続けられました。バナナシェイクです。
初のライトノベル紹介です。なんで先に映画を紹介したんでしょうね笑
・・・
さて、今回ご紹介するライトノベルはMF文庫Jから発売されている「僕たちのリメイク」です。
引用:https://mfbunkoj.jp/special/remake/
このライトノベルがすごい!〈文庫部門〉(宝島社刊)2018年第6位、2019年第7位と今勢いにのっている作品ですね。
コミカライズ、イメージソング、スピンオフ等々メディアミックスも盛んに行われています。来年あたりにアニメ化してそう
この作品は〈もし10年前に戻って過去をやり直せたら…?〉という誰もが一度は思ったことがあるであろう妄想を具現化したようなお話です。
物語の舞台が2006年の芸術大学なので
- むかし芸大通ってた!
- クリエイター志望
- 俺も10年前に戻りたい…
みたいな方にオススメ。
僕たちのリメイク
著者の木緒なちさんは小説を書く他にもグラフィックデザインやシナリオライターもやっています。
グリザイアの果実やご注文はうさぎですか?のロゴを作ったのもこの方。
最近はvtuberも始めたらしいですよ。創作意欲の塊のような人ですね。
あらすじ
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!?落ちたはずの大学に受かっていて憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に!ここから僕の人生を作り直すんだ—――後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と初めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!
登場人物
橋場 恭也(はしば きょうや)
今作の主人公。ひょんなことから2016年から2006年に巻き戻る。
2016年では中身がスカスカのエロゲブランドのディレクター。
物語冒頭で無職になる。
2006年では選ばなかった進路である芸術大学に通いシェアハウスで男女四人の共同生活を始める。
志野亜貴(しの あき)
メインヒロインその1。恭也の同居人。シノアキが名前ではない。
おっとりした性格で博多弁。
好きな監督で一人だけ野球の監督を言うような天然っ子。
絵を描くのが物凄く上手い。
小暮 奈々子(こぐれ ななこ)
メインヒロインその2。恭也の同居人。ちょっとぐれてるからコグレではない。
作中では貫之とよく言い争っている。チャラい見た目だけど恥ずかしがり屋。
歌を歌うのが好き。その腕前は音程を除けばプロ顔負けのもの。音程を除けば。
コンビニでバイト中。
鹿苑寺 貫之(ろくおんじ つらゆき)
恭也の同居人。パワーワード感の強い名前。イケメンなのに目付きが悪くて無愛想。
プロットやストーリーを組み立てるのが得意。講義中はよく寝ている。
感想
ヒロインが可愛い
ここ重要。この作品はダブルヒロイン性をとっていて、二人とも可愛い。私は特にシノアキが好きです。
ちょっと抜けた感じと博多弁がベストマッチしていてとてもいい。そしておっぱいも大きいとか最高ですよね。
ナナコも魅力的なヒロインです。こんな元気で明るくて根はマジメな女の子が欲しかったなぁと思いました。
まさにライトノベルのヒロインといった感じ。現実には存在しない。そんな女の子に会えるのがライトノベルの醍醐味だと思っています。
ストーリー
あらすじにもあるんだけど、恭也は10年間の知識を得て戻ってきたからといって特にこれといった才能は無いんですよね。前の会社でほとんどの作業を一人でこなしてきたものだから画像編集もストーリーもまあまあできる器用貧乏なんですよね。
だから何も持っていない恭也は悩むのですが、そこで支えてくれるのは映像科の先生やシェアハウスの同居人たち。
そんな恭也の成長を見るのも面白いです。
そして恭也の成長を大きく促すのが大学の実習です。そこで恭也含む「チームきたやま」は様々なトラブルに見舞われます。
その解決方法が面白い。そこで10年間のアドバンテージが活きてくるんですよねー。
ラブコメ要素
この作品では主人公と周りとのジェネレーションギャップをよく見ることができます。
10年もの時間があれば確かに技術や流行は大分変っているんですよね。
私なんて10年前とか9歳ですからね。小学生ですよ笑。
2006年に流行ったmixiや、逆にその時代にはなかった造語などなど、タイムリープ物の定番ネタが組み込まれています。
狙いすぎなのでは?ってくらいラノベのテンプレ要素も盛りだくさん。シェアハウスでしか起こらないハプニングもしっかり入ってます。
自分は最近までライトノベルから離れていたので久々にテンプレ展開に会えて楽しかったですね。
無理なテンプレや読者サービス盛りだくさんすぎて作品が崩壊しては元も子もないですが、やはり適度な読者サービスは大事。
これがあることでキャラクターが更に可愛くなりますよね。
大学の描写も作者の母校なだけあってリアリティがあります。自分も去年大学一年生だったので凄い親近感が湧きました。
授業形式で少しためになるお話も聞けるのもいい。
まとめ
もう一度人生をやり直せるチャンスを得た主人公。そして夢の男女4人のシェアハウス。
自分も10年前に戻れたらなーとか思いましたが、よくよく考えたら自分って10年前の主人公と一つしか違わないんですよね…。
ですので、もしかしたら自分にも諦めずに挑戦し続ければ何か違う人生が見えてくるのかも…?みたいな事を思いました。
フィクションとは違い人生は一度きりですからね。悔いのない選択をしたいものです。
なんか話の方向がずれてきたので今回はここらへんで。
ではまた明日(・ω・)ノ
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